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① 耐震性

 地震列島と言われる日本において、まず一番大切な建物の性能と言っていい耐震性。

 拓一級建築士事務所においても、設計上の最優先事項として取り組んでいます。まず、耐震性について、品確法における耐震等級3はもちろん、それに加え、許容応力度計算による構造計算を行う事でさらなる建物強度の向上を常に考えています。また、その為には、建物の平面計画において、多少なりとも制約を受けることがあります。巷にあふれる多くの建物の中には、恐らく計算上は耐震性能は満たされてはいるだろうが、実際の想定外の地震に対して本当に耐えうるのか?と疑問を持たざるを得ないものも数多くあります。耐震性能とはあくまで人命を守る為の性能。それに加えて、やはり大切な財産である建物の損傷も最小限に抑えたいものですね。


② 省エネルギー性能

 昨今叫ばれている地球温暖化対策の一環として・・・という観点ではなく、快適に住まう、という観点から非常に重要なポイントが建物の高断熱化と高気密化です。高断熱高気密化することで、冷暖房の効き方だけでなく、室温のむらを解消でき均一な室温にすることが出来ます。そして、結果、冷暖房の消費エネルギーを削減することが出来ます。また、断熱性能だけでなく、日光の遮断、または効果的に取り入れる平面計画を行うことで、冷暖房の補助的な役割を持たせることが可能となります。拓一級建築士事務所では、日光をうまく活用しながら、断熱性能の最低基準をZEH住宅をクリアする平均熱貫流率0.6以下を基本とした設計を行います。もちろん、数値は低いほど性能が上がりますので、ご要望に合わせた断熱計画を行います。ただ、当然ながら断熱性能を上げていけばその分コストがかかります。コストがかかっても、長い目でみれば光熱費の節約につながり、コストをペイすることが可能にはなりますが、建築費が高騰している現在、なかなか初期投資として性能ばかり追求するのが困難になっているのも事実です。

重要なのは、限りある建築予算の範囲内でどれだけ性能を上げられるか、ではないでしょうか?建築主様に合わせた、柔軟な断熱計画が出来るのも、設計事務所ならではメリットです。

③ 使い勝手

 住宅のみならず、建物の用途に応じた使い勝手の良い平面計画というものも、快適性と同様非常に重要です。住まいでいうと、家事のし易さ、ということになるでしょう。家事動線についてはよく取り上げられていますが、動線に加え収納計画も大切ですし、住宅であれば、住まい方や生活パターン。店舗や施設であれば営業形態や入居者、スタッフの配置などいかに効率よく活動が出来るかということが、非常に重要になってきます。また、住宅以外の建築物には義務付けされている、非常時の避難経路の確保なども、住宅においても十分考慮すべき事項だと考えます。例えば、最近、バルコニーを取らない方が増えていると聞きますが、火災時などの非常用避難場、もしくは救助隊からの救助のし易さの観点からは、ぜひ設けておくべき、と考えています。拓一級建築士事務所では、店舗や施設建築の実績のノウハウを住宅にも生かしたご提案をさせていただきます。

④ デザイン

 20年ほど前までは、外観内観にこだわる方は比較的少なかったと思います。しかし、現在、SNSの普及なども相まって建物の見た目やデザインは、性能に負けず劣らず重要なファクターとなっています。

いいデザインとは何か?言葉に表すのは難しいですが、端的に言えば、均整の取れた形とセオリーにのっとった色使い、ということになるでしょうか。しかし実際にはいいデザインの建物にするのは、そう単純な話ではありません。外観は平面計画の影響を受けるからです。また、形を整えればいいかと言えば、ある意味形以上に仕上げの素材の影響を大きく受けます。仕上げの素材にこだわれば、それはそれは目を見張るものになるでしょう。しかし、同時に建築コストも目を見張るものになります・・・。では、予算がなければあきらめなくてはならないか?。そんなことはありません。一般的に使われる素材でも十分可能です。皆様は、町で見かける建物で、同じような形をして素材も同じようなものを使っているにもかかわらず、一方は洗練された印象をもつのに、もう一方はどことなく野暮ったく見える・・・。という感想を持ったことはないでしょうか?その違いは、細部まで念入りに設計されているかどうか、の違いです。業界用語で納まり・・・などといった言い方をしますが、そこをないがしろにすると、どことなく野暮ったくなったりするのです。この細部の詳細設計こそ設計士の腕の見せ所であり、設計事務所で建物を建てる大きなメリットでもあります。

⑤ 価格

 上にあげた項目は、建物を建てる際に重要なファクターではありますが、これらの項目すべてを高次元で満たそうとすれば、当然ながらコストがかかります。しかしながら当然、建築物を建てるには予算があります。建物を建てる為に、大部分の方は融資という手段を使うでしょう。融資はいくらでも借りられるわけではなく、限度額もありますし、借りられたとしても返済計画が成り立つような金額に抑える必要があります。無理な返済計画は、家庭であれば家計を圧迫しますし、事業者様であれば経営を圧迫します。ですから、どの項目を最優先するのかをよく考える必要があります。なにより耐震性という方もいらっしゃるでしょうし、価格最優先という方もいらっしゃるでしょう。ただあまりどれかに偏りすぎた計画は、あまり良いとは思いません。拓一級建築士事務所では、出来るだけバランスよく満たしつつ、その中でどれを優先するかをお客様と一緒に考えていきます。